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空き家を売却するか残すか?松本市・塩尻市・安曇野市で考えるポイント【ジェイルス不動産】

不動産査定

新本 登志也

筆者 新本 登志也


「親から実家を相続したけれど、売却した方がいいのか、そのまま残した方がいいのか分からない」

「空き家になった実家を将来使うかもしれない」

「売るのはもったいない気がするけれど、管理するのも大変……」

このようなお悩みは、松本市・塩尻市・安曇野市で空き家を所有されている方から、ジェイルス不動産にもよく寄せられるご相談の一つです。

空き家は「とりあえず残しておく」という選択もできます。

しかし、誰も住んでいない住宅は、建物の劣化、庭木・雑草、害虫、漏水、雪害など、さまざまな管理負担が発生します。

一方で、立地や建物の状態によっては、売却せずに賃貸・リフォーム・自宅利用など、別の活用方法が適している場合もあります。

この記事では、空き家を売却するか残すかを判断するためのポイントを、松本市・塩尻市・安曇野市の地域事情も踏まえて、ジェイルス不動産が分かりやすく解説します。


空き家は「売る・残す」のどちらが正解?

結論からいうと、すべての空き家に当てはまる正解はありません。

重要なのは、

「今後その空き家をどう使うのか」

を最初に考えることです。

例えば、

  • 自分や子どもが将来住む
  • 定期的に利用する
  • リフォームして賃貸する
  • 売却する
  • 建物を解体して土地として売る
  • 空き家バンクを利用する

など、さまざまな選択肢があります。

「売るのが正解」「残すのが正解」と最初から決めるのではなく、売却した場合の価格と、残した場合にかかる費用・手間を比較することが重要です。


空き家を残すメリット

まずは、空き家を売却せずに残すメリットを考えてみましょう。

① 将来自分や家族が使える

現在は使う予定がなくても、

「子どもが将来戻ってくるかもしれない」

「老後に実家へ戻るかもしれない」

という場合があります。

その場合、売却してしまうと後から買い戻すことが難しくなるため、残しておく意味があります。


② 思い出のある家を残せる

相続した実家には、家族との思い出がたくさん残っています。

写真や家具、家族で過ごした時間など、金額だけでは判断できない価値があります。

「売却することに気持ちの整理がつかない」という場合、急いで売る必要はありません。

ただし、気持ちの問題と不動産としての維持管理は別に考えることが大切です。


③ 賃貸などで活用できる可能性がある

立地や建物の状態によっては、リフォームして賃貸住宅として活用できる可能性があります。

特に、

  • 駅に近い
  • 商業施設が近い
  • 学校が近い
  • 生活利便性が高い
  • 駐車場が確保できる
  • 建物の状態が比較的良い

といった空き家は、賃貸需要を検討する価値があります。


空き家を残すデメリット

一方で、空き家を使わないまま所有し続けることにはデメリットがあります。

① 建物がどんどん傷む

人が住んでいない家は、換気・通水などが行われず、建物の劣化が進みやすくなります。

例えば、

  • 雨漏り
  • カビ
  • 水道管の凍結
  • 害虫
  • 害獣
  • 雑草
  • 庭木の成長
  • 外壁の劣化

などです。

特に長野県では、冬季の寒さや積雪なども考慮して空き家を管理する必要があります。


② 管理の手間がかかる

空き家を所有している限り、定期的な管理が必要になります。

遠方に住んでいる場合は、

「草が伸びている」

「郵便物がたまっている」

「雪の後が心配」

「台風の後に確認できない」

など、管理そのものが負担になることがあります。


③ 固定資産税などの負担が続く

空き家を所有している間は、原則として固定資産税などの負担が続きます。

さらに、建物が老朽化して管理状態が悪化すると、税制上の扱いに影響する可能性もあります。

「使っていないからお金がかからない」というわけではありません。


空き家を売却するメリット

次に、空き家を売却するメリットです。

① 維持管理の負担から解放される

売却すれば、原則として所有者としての空き家管理から離れることができます。

特に、

「遠方に住んでいる」
「今後も住む予定がない」
「管理する人がいない」

という場合は、売却を検討する大きな理由になります。


② 固定資産税などの負担をなくせる

所有権を移転して売却が完了すれば、その後の所有者としての固定資産税などの負担から離れることができます。


③ 売却代金を他の用途に使える

空き家を売却することで得た資金を、

  • 生活資金
  • 老後資金
  • 相続人への分配
  • 住宅ローン返済
  • リフォーム
  • 新しい住宅の購入

などに活用できる可能性があります。


空き家を売却するデメリット

もちろん、売却にもデメリットがあります。

① 一度売ると簡単には戻せない

当たり前ですが、一度売却すると、その家を自由に使うことはできなくなります。

「いつか使うかもしれない」

という場合は、売却前に家族でよく話し合いましょう。


② 売却費用や税金が発生する場合がある

不動産売却では、

  • 仲介手数料
  • 印紙税
  • 測量費
  • 解体費
  • 不用品処分費
  • 登記関係費用
  • 譲渡所得に関する税金

などが発生する場合があります。

売却前に「手元にいくら残るのか」を確認しておくことが重要です。


空き家を「売るか残すか」判断する7つのポイント

ここからが重要です。

空き家をどうするか迷ったら、次の7項目を確認してみましょう。

1.今後、本当に住む予定があるか?

まず考えたいのが、

「この家に誰かが住む可能性があるか?」

です。

「なんとなく残しておく」のではなく、

  • 1年以内に住む
  • 3年以内に住む
  • 子どもが将来住む
  • 老後に戻る

など、具体的な予定があるか考えてみましょう。


2.年間の維持費はいくらか?

空き家を残す場合には、

  • 固定資産税
  • 火災保険
  • 電気・水道
  • 草刈り
  • 庭木の剪定
  • 清掃
  • 修繕
  • 雪対策
  • 空き家管理費

などが発生する可能性があります。

年間の維持費を計算してみると、「残すことのコスト」が見えてきます。


3.建物の状態はどうか?

築年数だけで判断してはいけません。

確認したいのは、

  • 雨漏り
  • 屋根
  • 外壁
  • 基礎
  • 柱
  • 床
  • 水回り
  • 給湯器
  • 配管
  • シロアリ
  • 断熱性能

などです。

修繕費が高額になる場合、売却した方が合理的なケースもあります。


4.土地として価値があるか?

建物が古くても、土地に需要があれば売却できる可能性があります。

例えば、

「建物は古いけれど、土地の立地が良い」

というケースです。

この場合、

中古住宅として売る
↓
古家付き土地として売る
↓
建物を解体して更地として売る

など、複数の方法を比較できます。


5.賃貸にできるか?

空き家を残したい場合は、「賃貸」という選択肢もあります。

ただし、賃貸の場合は、

  • リフォーム費用
  • 修繕費
  • 入居者募集
  • 家賃設定
  • 管理
  • 空室リスク

などを考える必要があります。

「家賃が入るから得」と単純に考えるのではなく、収支を計算しましょう。


6.家族・相続人の意見が一致しているか?

相続した空き家の場合、特に重要です。

兄弟姉妹など複数の相続人がいる場合、

「売りたい」

「残したい」

「賃貸したい」

と意見が分かれることがあります。

後々のトラブルを避けるためにも、早い段階で話し合っておきましょう。


7.売った場合の価格を知っているか?

最後に最も重要なのが、

「実際に売ったらいくらになるのか?」

を知ることです。

売却価格を知らないまま、

「まだ売らなくてもいい」

と判断するのはおすすめできません。

まず査定をして、

「この家なら現在○○万円程度で売却できる可能性がある」

と把握しておけば、売る・残すを比較できます。


松本市で空き家を売却するか残すか考えるポイント

松本市は市域が広く、住宅地・郊外・山間部など、エリアによって不動産需要が異なります。

そのため、

「松本市だから空き家は売れる」

とも、

「古いから売れない」

とも一概には言えません。

重要なのは、

  • 所在地
  • 駅からの距離
  • 周辺の生活施設
  • 道路
  • 土地面積
  • 建物の状態
  • 駐車場
  • 再建築の可否
  • 土地の形状
  • 周辺の取引状況

などを総合的に見ることです。

松本市では、空き家の所有者や相続人を対象に、売却・賃貸について相談できる制度も用意されています。

また、2026年度には松本市空き家バンク登録物件に関連して、家財等処分費の補助制度なども案内されています。制度には要件がありますので、利用を検討する場合は最新情報を確認しましょう。


塩尻市の空き家は「売却・賃貸・土地」を比較

塩尻市でも、空き家をそのまま残すだけではなく、

  • 売却
  • 賃貸
  • 空き家バンク
  • 古家付き土地として売却
  • 解体後の土地売却

などを比較することが重要です。

塩尻市では現在、**「空き家・空き地バンク」**が運用されており、空き家だけでなく、空き家解体後の住宅用土地も掲載対象となっています。

そのため、

「建物を残すべきか?」

だけでなく、

「建物を解体して土地として売る方法はあるか?」

という視点も持っておくとよいでしょう。


安曇野市は空き家バンク・補助制度も確認

安曇野市でも空き家の売却・賃貸を検討する際には、空き家バンクを利用する方法があります。

安曇野市空き家バンクでは、登録された仲介事業者が空き家情報を公開し、購入希望者などからの問い合わせに対応しています。

さらに2026年度には、空き家の片付け・清掃や解体除却工事などを対象とする補助制度も案内されています。

ただし、補助金にはそれぞれ条件や予算があります。

「補助金があるから解体する」

のではなく、

「売却価格-解体費用+利用できる補助金」

などを考えて判断することが大切です。


空き家を売却する前に「解体」してはいけない?

これは非常に重要です。

空き家を売却するとき、

「古い家だから、とりあえず壊して更地にしよう」

と考える方がいます。

しかし、ジェイルス不動産では、解体する前に一度査定することをおすすめします。

なぜなら、

古家付き土地のまま売る

という選択肢があるからです。

建物を解体すると、

  • 解体費用がかかる
  • 解体後に固定資産税等の住宅用地特例への影響を確認する必要がある
  • 更地にしても買主が見つかるとは限らない

などの問題があります。

一方で、建物の状態が悪く、土地として売った方が買主を見つけやすいケースもあります。

だからこそ、

「解体する・しない」を先に決めるのではなく、両方の売却価格と費用を比較すること

が重要です。


「売るか残すか」で迷ったら、まず無料査定

空き家を売るか残すか決めるために、必ずしもすぐ売却する必要はありません。

まず、

「この家はいくらくらいで売れるのか?」

を知るだけでも、判断材料になります。

例えば、

売却した場合

売却価格:1,500万円
売却費用:100万円
税金等:一定の条件で発生

残した場合

年間維持費:○万円
10年間の維持費:○○万円
修繕費:○○万円

というように比較すれば、

「売る」
「残す」
「賃貸する」

のどれが自分に合っているか考えやすくなります。

※上記金額は考え方を示すための例であり、実際の費用・税額ではありません。


ジェイルス不動産が考える「空き家を売った方がいいケース」

次のような場合は、売却を前向きに検討することをおすすめします。

  • 今後住む予定がない
  • 遠方に住んでいる
  • 管理する人がいない
  • 建物の老朽化が進んでいる
  • 修繕費が高額になりそう
  • 相続人が複数いて管理が難しい
  • 固定資産税などの負担が気になる
  • 草刈りや雪対策が負担
  • 空き家の売却価格をまだ知らない
  • 将来的にも利用する予定がない

特に、

「使う予定がないのに何となく残している」

という場合は、一度売却査定をしてみる価値があります。


反対に、空き家を残した方がいいケース

次のような場合は、売却を急がず、残すことも検討できます。

  • 数年以内に自分が住む予定がある
  • 子どもが住む予定がある
  • 定期的に利用している
  • 賃貸需要が見込める
  • 建物の状態が良い
  • リフォームによって活用できる
  • 土地・建物に強い思い入れがある
  • 維持管理を継続できる

ただし、「残す」と決めた場合でも、管理方法と年間コストを明確にすることが大切です。


空き家を「放置する」のはおすすめできません

一番避けたいのが、

売らない
↓
貸さない
↓
使わない
↓
管理もしない

という状態です。

空き家を長期間放置すると、建物の劣化や周辺環境への影響など、さまざまな問題につながる可能性があります。

安曇野市も、空き家は人が住んでいないことで傷みが早まり、放置による問題が発生するリスクがあると案内しています。

「売らない」という選択をする場合でも、

誰が・どのくらいの頻度で・いくらかけて管理するのか

まで決めておきましょう。


空き家を売却するか残すか迷ったらジェイルス不動産へ

空き家の問題は、単純に「売る・売らない」だけではありません。

売る

貸す

自分で使う

家族が使う

リフォームする

古家付き土地として売る

解体して更地として売る

など、複数の選択肢があります。

だからこそ、最初から「売る」と決める必要はありません。

まずは、

「この空き家を売ったらいくらになるのか?」

「残した場合、年間いくらかかるのか?」

「解体したらどうなるのか?」

を確認することから始めてみましょう。

ジェイルス不動産では、松本市・塩尻市・安曇野市を中心に、空き家・相続した実家・古家付き土地などの不動産売却についてご相談いただけます。

「まだ売るとは決めていない」

「親の家をどうするか家族で迷っている」

「遠方に住んでいて空き家を管理できない」

「解体した方がいいのか分からない」

「相続した空き家の価値を知りたい」

そんな段階でもお気軽にご相談ください。

ジェイルス不動産は、「売却ありき」ではなく、その不動産にとってどの方法が合っているのかを一緒に考えることを大切にしています。


よくある質問|空き家を売るか残すか

Q1.空き家は早く売った方がいいですか?

すべての空き家を急いで売る必要はありません。

ただし、建物は時間とともに劣化するため、今後も使用する予定がない場合は、早めに売却価格を確認しておくことをおすすめします。


Q2.空き家を売るか迷っています。査定だけでもできますか?

はい。

査定をしたからといって、必ず売却しなければならないわけではありません。

現在の資産価値を知ることで、「売る・残す・貸す」を比較しやすくなります。


Q3.古い家なので売れないと思っています。

古い家でも、土地の立地や条件によっては売却できる可能性があります。

また、

中古住宅として売る

だけでなく、

古家付き土地として売る

という方法もあります。


Q4.空き家を解体してから売った方が高くなりますか?

必ずしもそうとは限りません。

解体費用を考えると、古家付き土地のまま売った方が手元に残る金額が多い場合もあります。

解体前に査定を受け、両方のケースを比較しましょう。


Q5.相続した空き家を売る場合、相続登記は必要ですか?

相続した不動産を売却する場合、相続登記などの手続きが必要になります。

相続人が複数いる場合は、遺産分割や共有関係についても確認が必要です。


まとめ|空き家は「売る・残す」を数字で比較することが大切

空き家を売却するか残すか迷ったとき、最も重要なのは、

感覚だけで決めないこと

です。

次の5つを確認してみましょう。

空き家を売る・残す判断チェック

□ 今後住む予定があるか
□ 年間の維持費はいくらか
□ 建物の状態はどうか
□ 土地としてどのくらい価値があるか
□ 売却した場合、手元にいくら残るか

この5つを比較するだけでも、判断しやすくなります。

松本市・塩尻市・安曇野市では、それぞれ空き家バンクや補助制度なども用意されています。制度の内容や予算、対象条件は変わるため、利用する際は各自治体の最新情報を確認してください。

そして、空き家のことで迷ったら、まずはジェイルス不動産にご相談ください。

売るかどうかを決める前に、「売った場合の価格」を知る。

これが、空き家を後悔なく管理・活用するための第一歩です。


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